憧れる時代 「ウィーン工房」
ウィーン分離派に参加していたホフマンとモーザーが、実業家フリッツ・ヴェルンドルファー(英語版)の支援を受け、1903年に設立。工房は初めホイミュール通りにあり、後にノイシュティフト通り(オットー・ワーグナー設計の集合住宅)に移った。ここにショールームもあった。
住宅、インテリア、家具をはじめ、宝飾品からドレス、日用品、本の装幀など、生活全般に関わる様々な分野でデザインを行った。
上野リチ本人だけでなく、
リチが所属したウィーン工房のデザイナーや
わたしが尊敬する師匠のヨーゼフ・ホフマンの作品を鑑賞でき感激でした。
夫の伊三郎や同僚でもあったブルーノ・タウトやリチの妹の作品など
リチと関わりを持つ人たちの作品もいろいろと見ることができました。
飲食店「スターバー」は、伊三郎の設計によるシンプルでモダンな外観と、リチらしい優美な店内装飾の壁画のインテリア空間に居ることを想像してみました。
テキスタイルや装飾品やインテリアなど様々なデザインを幅広く手がけている中で、
リチのデザインは、
どれも日本とウィーン工房からのモダンなエッセンスが伝わってきました。
リチの自然の花や植物、鳥などを彼女の独特な感性で表現されていました。
上野リチ:ウィーンからきたデザイン・ファンタジー
三菱一号館美術館
開催期間:2022年2月18日(金)〜2022年5月15日(日)
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