Luxe interior design
リックスインテリアデザインのみねぎしです。
先日
【プラド美術館展 〈プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光〉】に行ってきました。
インテリアコーディネーターの友人。
2/23のビックサイトのホテレスショーのイベント出店で、
寒い中電車が止まっていたホームで見つけました。
「ベラスケス様が来るのね。王子さまに会いに行かなくては!」
やっと来ました。
スペイン・マドリードにある美術館。歴代のスペイン王家のコレクションを展示する美術館。プラド美術館には約7,600枚の油彩画、約1,000の彫刻、約4,800枚の版画、約8,200枚の素描。コレクションの基礎はフェリペ2世とフェリペ4世が築いた。Wikipedia
フランドル派の絵画もあるようです。スペインに行ったときは是非行ってみたいですね。
マドリード、プラド美術館蔵 © Museo Nacional del Prado
ベラスケスといえばラス・メニーナス
NYのメトロポリタン美術館が見た記憶がありますが貸し出されてたのでしょう。左のベラスケス・中央のマルゲリータ王女・右の小人や犬が気になります。中央の後ろの鏡に映った国王夫妻だそうです。
ディエゴ・ベラスケス 《狩猟服姿のフェリペ4世》 1632-34年 油彩、カンヴァス 189×124cm マドリード、プラド美術館蔵 © Museo Nacional del Prado
ベラスケスの主君であり、稀代の美術コレクターとしてスペイン王室に膨大な絵画コレクションを築いたフェリペ4世(1605-65年)。トーレ・デ・ラ・パラーダの「王のギャラリー」を飾っていたこの肖像では、その場にふさわしく狩猟服を身に付け、猟銃を持ち、猟犬を従えて戸外に立つ姿で表されています。狩猟は単に王族の嗜みであっただけでなく、戦争のための訓練でもあり、その腕前は統治者の軍事的責務と力量を示すものでもありました。
ベラスケスの近代性は、ここに華美な装飾や狩りの獲物などを描いていないだけでなく、像主が国王であることを示す一切の道具をも排除し、一人の男を極めて率直に、しかし威厳をもって表している点にあります。
ベラスケスは、宮廷画家としてフェリペ4世に絶大な信頼を得てベラスケス独自の表現や世界を作っていったのですね。
ディエゴ・ベラスケス 《王太子バルタサール・カルロス騎馬像》 1635年頃 油彩、カンヴァス 211.5×177cm マドリード、プラド美術館蔵 © Museo Nacional del Prado
バルタサール・カルロス(1629-46)はフェリペ4世の長男として生まれ、広大なスペイン帝国の王位後継者として国中の期待を一身に背負って育てられました。
本作は、フェリペ4世がマドリード市外に作らせたブエン・レティーロ宮殿の心臓部「諸王国の間」で、両親である国王夫妻の騎馬像に挟まれて扉口の上を飾っていたものです。
5-6歳の王太子は落ち着き払って指揮棒を掲げ、凛々しく馬の両前脚を高く上げて王国の未来の確かさと明るさを強調しています。しかし王太子は王位を継ぐことなく、16歳で早逝しました。背景の風景はマドリード郊外のグアダラマ山脈を描いたもので、それを描き出す流麗でよどみのない色彩、そして写実性は本作にスペイン風景画史における傑出した地位を与えています。
とうとう王太子カルロス君に会いました。
青が綺麗。下から見上げる構図が威厳のある絵画でした。10代で亡くなったのですね・・・でも、今も絵の中で生きてますね。
ティツィアーノ 《音楽にくつろぐヴィーナス》 1550年頃 油彩、カンヴァス 138×222.4cm マドリード、プラド美術館蔵 © Museo Nacional del Prado
横たわるヴィーナスはヴェネツィア派の巨匠ティツィアーノの「十八番」のひとつでした。
本作は5点ある楽器奏者を伴う構図の中で、最初に制作されたものと考えられます。2人の人物が個性的風貌を示していること、ヴィーナスが右手薬指に指輪をしていること、忠誠の象徴である犬を伴うことなどから、結婚に関係して制作された可能性が指摘されています。
しかし、本作に官能的なエロティシズムを謳う以外にどのような解釈が可能であるのかについては、見解の一致を見ていません。
ペーテル・パウル・ルーベンス 《聖アンナのいる聖家族》 1630年頃 油彩、カンヴァス 116×91cm マドリード、プラド美術館蔵 © Museo Nacional del Prado
聖家族にマリアの母アンナが加わった、伝統的な構成の聖家族図です。画面の最前景の狭い空間に人物が配置されることで、家族の仲睦まじさが強調されると同時に、見る者もまたこの家族の一員であるかのような印象を与えます。
本作品は17世紀半ば、宮廷画家で宮殿装飾の責任者でもあったベラスケスによって、エル・エスコリアル修道院の参事会室を飾るために選ばれた作品の1点で、以後19世紀まで同修道院に置かれていました。
ベラスケスが影響を受けたルーベンスやティツィアーノも展示されてました。
個人的に興味のあった絵画
アロンソ·サンチェス·コエーリョ
《王女イサベラ·クララ·エウヘニアとマグダレーナ·ルイス》1585-88年
油彩/カンヴァス 207 x 129 cm
マドリード、プラド美術館蔵
© Museo Nacional del Prado
宮廷において美術は、国王及び国家を称揚する為政のためのプロパガンダとして制作され、また国王の品格や富、権力を誇示するために収集されました。ベラスケスが宮廷画家として仕えた国王フェリペ4世は、稀代のメガ・コレクターで、40余年の治世で3000点を優に超える数の絵画を収集したとされます。彼はマドリードのアルカサル(王宮)に加えて、ブエン・レティーロ離宮とトーレ・デ・ラ・パラーダ(狩猟休憩塔)という二つの宮殿を造営させ、内部をスペイン、イタリア、フランドルなどヨーロッパ各地から集めた絵画で飾り、17世紀絵画の縮図をマドリードに残したのです。本章ではスペイン・ハプスブルク家の宮廷美術を特徴づける、肖像画と宮殿装飾の二つの観点から、フェリペ4世の代に描かれ収集された作品を中心にご紹介します。
ドレスお衣装がゴージャスですね。壁のファブリックや床の絨毯も素晴らしいです。ついお仕事目線で見てしまします。(笑)
カメオは、王様の顔だそうです。矮人老女の胸にもカメオがあります。当時の宮廷では障害を持つ矮人や道化たちが「慰みの人々」として仕えていることが常で、ベラスケスは彼らの肖像を数多く制作しました。「バリェーカスの少年」として知られる本作の像主は、本名をフランシスコ・レスカーノと言い、王太子バルタサール・カルロスの遊び相手として宮廷に暮らした矮人でした。他に馬に乗っている貴婦人の画もゴージャスでした。名前が思い出せなくて残念。。。誰か教えてください。
マドリード、プラド美術館蔵 © Museo Nacional del Prado
違う意味で気になってしまう絵・・・・甲冑姿のカルロス2世
お父様のフェリペ4世に似てます。気になる方は検索してみてください。
今回の私のお宝絵画は、こちらです!
ヤン・ブリューゲル(父)、ヘンドリク・ファン・バーレン、ヘラルト・セーヘルスら 《視覚と嗅覚》 1620年頃 油彩、カンヴァス 176×264cm マドリード、プラド美術館蔵 © Museo Nacional del Prado
五感を2枚のカンヴァスに分けて表した対作のうちの1枚です。
テーブルの傍らで座って鏡を覗き込む女性が視覚を、花の匂いを嗅ぐ女性が嗅覚を表し、宮殿のような室内は数多くの絵画や花々で埋め尽くされています。
花や風景を得意としたフランドル人画家ヤン・ブリューゲルの監督の下、人物や画中画を他の専門画家と共作したものと考えられます。
ブリューゲル父、大きくて美しい絵画でした。友人のICさんと見入ってました。他の対作も拝見したいです。
ヤン·ブリューゲル(父)《花卉》1615年
油彩/板 44 x 66 cm
マドリード、プラド美術館蔵
© Museo Nacional del Prado
風景画と並んで、静物画も17世紀の幕開けとともに誕生した新たな絵画ジャンルです。スペインの静物画は「ボデゴン」と通称され、トレドでまず制作されました。そこで確立された、宗教的神秘すら感じさせる厳格で荘厳な構図は、世紀を通じて基本的な特徴として引き継がれました。ベラスケスが独立した静物画を手掛けたかどうかはわかりませんが、彼は初期セビーリャ時代、迫真的な静物描写を大きく取り込んだ厨房画―酒場で飲食する人々を描く風俗画―により名声を博しています。
ベラスケスに心がうばわれてましたが、ブリューゲル父は、花のブリューゲルで有名です。
美しいですね!
静物画もいろいろ素敵なのがありました。
今回のお土産は、この絵とカルロス君を購入、早速飾ってます。
先日のブリューゲル展に行けなかったのが悔やまれます。まだ巡回中なので行こうかしら(笑)
美術館ネタは、つい熱くなりがちです・・・
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この後の楽しい出来事が・・・VOL2に。
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