訪れたてみたかった
地下室部分の内装設計を担当したのが、ドイツを代表する世界的建築家 ブルーノ・タウトであり、日本に現存する唯一のタウト設計の旧日向家熱海別邸。(国重要文化財)
印象にあるのは、内と外の境界がなく海への景色が美しく切り取られてました。実際には座れませんが、家具の役割も設えられた階段のそれぞれの高さから眺める海の景色。月の道を海からそのまま黒漆の床に投影するデザイン。色彩・曲げの美しい形の竹の手摺・細やかな板の継ぎの切り欠きの陰影の表現・社交室の列をなすペンダント照明のデザインには、かえって新しさを感じました。
そしてタウトの美しく細やかなこだわりに、ため息ばかりでした。
写真撮影はできますが、公開はできませんので是非貴重なタウトの空間を体感されてください。
要予約 予約サイト 《入館者数上限》 ・1回の入館上限10名になります。
〒413-0005 熱海市春日町8-37
※取り壊しにならず本当に感謝いたします。
旧日向家熱海別邸(旧日向別邸)は、実業家日向利兵衛の別邸として1936(昭和11)年に完成しました。 急斜面に建てられているため、土留めの代わりに鉄筋コンクリート造りの地下室が造られその屋上が庭園となっています。 木造2階建ての上屋の設計者は、東京銀座の和光の設計などで知られる渡辺仁です。 地下室は、ドイツの世界的建築家ブルーノ・タウトが内装を設計したもので、 タウトが日本国内に残した唯一現存する建築作品です。 日向氏亡き後人手に渡り、民間企業の保養所として大切に使われてきました。 その後取り壊しの危機に直面していた2004(平成16)年に、東京在住の女性篤志家の寄付により熱海市が取得しました。 2006(平成18)年には、国の重要文化財に指定され、国民共有の財産になりました。 この価値ある建築も、竣工から80年以上が経過し、経年劣化に伴う破損や耐震性向上の ための修理事業が急務となり、2018(平成30)年度から2021(令和3)年度まで、 大規模な保存修理事業が行われました。 そしてこの度、旧日向家熱海別邸は、建築された当時の状態を可能な限り保存し再現して 一般公開を再開いたします。
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