ホテル王にして改革者でもあったセザール・リッツが心血を注いで1898年に完成させた、オテル・リッツ・パリ。目の前のヴァンドーム広場との調和すら考えたうえで、贅を尽くして完璧に設計・デザインされた“ホテル界の女王”とでも呼べるこの場所は、ガブリエル・シャネルのお気に入りでもあった。ブティックを構えたカンボン通りから近かったこともあり、足しげく通ったそう。後に彼女はリッツ・パリに店を構え、その部屋で息を引き取ることになる。
「ホテル」をテーマにした空間となる
このポップアップイベントに伺いました。
かねてから「リッツは私の家。」
とよく口にしていたシャネルは、1937年、カンボン通りにある彼女のアトリエから近かったリッツ パリにスイートを借りることを決めました。
ファッションを超越する部分でリッツ パリの哲学に親近感を覚えていたシャネルは、
結局ここに34年間滞在しました。
その間、ベルベットのソファ、コルマンデル屏風、金張りの鏡など、少しずつお気に入りの家具を持ち込みました。
SuiteCoco Chanel リッツ・パリから画像をお借りしました。
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